汝、星のごとく/凪良ゆう

瀬戸内海の島で育った暁海とその島に転校してきた櫂。 

精神的に不安定な母親と複雑な人間関係を抱え、島の噂になることに疲れた二人は自然と打ち解け一緒に過ごす時間が増えていく。

高校生で出会った二人の関係性が周囲の環境や距離感と共に変化していく様子をそれぞれの視点で描かれている。

本屋大賞の候補作は他にも読んだけど、圧倒的すぎる。

最悪の描き方が最高に上手。プロローグの意味が理解できるようになる辺りから段々嫌な予感が拭えなくなってくる感覚。

読むの止まらなくなるの久しぶりでとても良かった。

読了後にカバーめくってみて。

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